2009年06月の記事一覧

介護労働者の労働条件確保・改善でパンフ作成-厚労省

厚生労働省は6月3日付で、「介護労働者の労働条件の確保・改善のポイント」について都道府県の介護保険担当課などに事務連絡を行った。こうしたポイントを解説したパンフレットを作成したことから周知した。

 パンフレットでは、使用者による雇用時の賃金など労働条件の明示、就業規則の作成と届け出、労働者への周知や、労働時間の把握・管理を求めているほか、時間外労働や休日労働についての労使協定「三六協定」を結び、労働基準監督署長に届け出るよう呼び掛けている。
 また、代替要員の不足などから夜勤時間帯の休憩が確保されていなかったり、食事介助などを行うため、昼の休憩が確保されていなかったりするような場合、確実に休憩を取得できるようにするほか、いわゆる「夜勤明け」の日は、法定休日には該当しないことから、夜間勤務者が法定休日を確保できるようにすることを求めている。
 さらに、時間外や深夜割増賃金も含め、労働時間に応じた賃金を適正に支払うほか、解雇・雇い止めを行う場合は、予告などの手続きを取り、労働契約法の規定を守るよう要請している。
 このほか、訪問介護に従事する労働者に対しても、施設の職員などと同様に就業規則を周知し、休業手当を適正に支払うことや、移動時間が労働時間に当てはまる場合などについても、時間を適正に把握し、賃金を支払うことを求めている。引用:医療介護CBニュース

護基盤整備などへの融資で優遇措置-福祉医療機構

厚生労働省は、今年度補正予算により導入される交付金制度を利用した上で、社会福祉施設などの整備や耐震化などを福祉医療機構から融資を受けて行う場合の優遇措置を2011年度まで設ける。

 今年度補正予算では、社会福祉施設などの耐震化やスプリンクラーの整備促進を目的とした「社会福祉施設等耐震化等臨時特例交付金」に1062億円が、定員29人以下の小規模特別養護老人ホームなどの創設や増設に助成する「介護基盤緊急整備等臨時特例交付金」に2495億円がそれぞれ充てられる。
 6月3日に開かれた福祉・介護の人材確保対策についての説明会で厚労省は、事業者がこれら交付金を利用し、自己負担分について福祉医療機構から融資を受ける場合、融資率と貸付利率に優遇措置を設けると説明した。
 施設整備や耐震化への融資率は、現行では「70-80%」だが、これを一律90%とする。貸付利率も、財政投融資金利より一律に0.5%低い(5年間)。
 スプリンクラーの整備でも、施設整備や耐震化と同様の融資率と貸付利率が適用されるほか、貸し付け対象として有料老人ホームが追加される。引用:医療介護CBニュース

介護施設で老いを考えた:/37 デイケア/9 /宮崎

◇利用者と施設にある相性
 「デイケア編」も最後になった。宮崎市高岡町にある辰元グループのデイケア担当職員、飛田浩邦さん(30)からのデイケア利用者へのアドバイスをまとめておこう。
 「デイケアに向いている性格と、向いていない性格は、間違いなくあると思います。デイケアを楽しめる人と、そうでない人がいるんです」
 この話は、先述したレクリエーションの際に「幼児的な行為に対して無心になり切れるかどうか」と関係してくる。
 レクリエーションが子供じみていようがいまいが「参加することに意義がある」のは事実だろう。体力維持のため、恥ずかしさやプライドを捨て、無心に楽しめる性格の人の方が得なのだ。そういう人の方が、結局は生命力が強いのである。
 飛田さんたち職員が「ゲームをしましょうか」と聞いても「何でせにゃならんとか」「せん!」と、激しくはねつける人もいる。一方では、嚥下(えんげ)体操で他の人が「パパパパ、カカカカ」などと声を上げている時は、ふてくされたような態度で横を向いていても、自分が指名されると大声で嚥下体操を披露する人もいる。人それぞれだ。
 それは職員についても同じことが言える。レクリエーションの時、職員には率先して参加者の前で歌ったり踊ったりする職務上の必要性がある。飛田さんたちは、専門学校でレクリエーションを運営する訓練を受けてきたため、それを「恥ずかしい」と尻込みする気持ちは克服している。
 しかし飛田さんは、若さゆえに昔の歌をあまり知らないため高齢者との共通の話題を見つけるのに苦労する。この施設では、元気のいい水前寺清子の歌がレクリエーションの時間によく流れている。この点、どうしても年配の職員の方が有利になる。歌一つですぐに打ち解ける。年配の職員の言うことなら素直に聞くのに、飛田さんら若い職員が同じことを頼んでも「若造の言うことが聞けるか」という悔しい対応を受ける場面がしばしばある。訓練を受けた職員でさえ悩むのだから、一般の高齢者に人前で子供じみたゲームをさせれば、抵抗を感じる人がいても当然だろう。
 「デイケアの参加者には、協調性も求められます。あまりに『我』が強い人は結局続かない。『いっとき休みます』と言って、そのまま来なくなった人もいます」と飛田さんは言う。参加者の多くは、自宅にいれば、一日中誰とも話をせず、寝たり起きたりの時間で終わってしまうだろう。
 ただ、それが可能な人はそれでいいのだと、私は思う。デイケア自体はあちこちで開業している。相性のいいデイケアが見つかるまで探せばいい。いずれにせよ、この人生で自分の自由になる時間は減り続けている。無理をせず、マイペースで心地よい一日を過ごせる場所を探すことが大切だ。引用:毎日新聞

介護予防へダンスゆったり 大山崎のセンター お年寄りらフラ和やか

介護予防を目的にしたフラダンス教室が3日、京都府大山崎町円明寺の町老人福祉センター長寿苑で始まり、花柄の色鮮やかなスカートを着たお年寄りらは、ゆったりととした独特のダンスを体験した。
 軽い運動で健康を維持してもらうため、センターが昨年度から実施している。この日は町内の60~80代の女性21人が参加し、向日市で教室を開いている佐々木満子さん(75)が講師を務めた。
 お年寄りは「右左交互にステップを踏みましょう」などと、手ほどきを受けながら基本動作を練習した。ウクレレのゆったりとした音楽が流れる中、月をイメージして両腕で弧を描くなど歌詞を腕や手の動きで表現する講師の踊りをまね、和やかな雰囲気でフラダンスを楽しんでいた。 引用:京都新聞

補正予算受け、福祉・介護人材確保策で説明会―厚労省

厚生労働省は6月3日、福祉・介護の人材確保対策についての説明会を開催した。今年度補正予算に盛り込まれた雇用対策では、医療や介護などをはじめ雇用吸収力のある分野で3年間に35万人の職業訓練の枠を設けるほか、訓練期間中の生活費も30万人分を用意する。

 失業給付が受けられない人などへの雇用対策のために設立され、補正予算で総額7000億円が充てられる「緊急人材育成・就職支援基金」(仮称)により、医療、福祉、ITなど雇用が吸収できる分野で35万人分の職業訓練枠が設けられ、職業訓練を受講する間の生活費も30万人分の枠が用意される。
 生活費の支給額は単身者が月10万円、扶養家族がある場合は月12万円。希望者にはさらに最大8万円まで貸し付ける。

 若年者や非正規労働者を対象とした職業訓練には、期間が6か月の「基礎科目」と3‐6か月の「職種別実践演習」が設定された。
 「基礎科目」では、コミュニケーション力やITを使った事務処理能力を高めるほか、医療、福祉、IT、教育分野などの職場見学や職場体験を実施する。
 「職種別実践演習」では、希望する職種の座学や企業実習を行うことになる。
 医療分野では「医師事務作業補助者」を、介護分野ではヘルパー1・2級をそれぞれ目標に、座学と企業実習を組み合わせたカリキュラムなどが実施される。

 補正予算には、福祉・介護に特化した人材確保対策も盛り込まれている。
福祉や介護の事業所は、外からは実情が分かりにくく、求職者が自分に合った職場を見つけにくい一方で、労働環境の整備も必要なことから、「福祉・介護人材マッチング支援事業」が設けられる。
 同事業では、都道府県の福祉人材センターに福祉・介護業界や事業所に詳しい「キャリア支援専門員」(仮称)を配置。専門員はハローワークなどに出張し、現場の視点から求職者の相談に乗るほか、事業所や施設も訪れ、職員が採用できる職場環境づくりのためのアドバイスも行う。
 また、「キャリア形成訪問指導事業」では、介護福祉士などの養成校の教員が、福祉・介護事業所を訪問して介護技術の研修などを行い、職員のキャリアアップや職場定着を支援する。引用:医療介護CBニュース